知識のある悪食になりたい、というお話。
雑談回。
皆様ご機嫌いかがでしょうか。白条美海麗奈です。
あくじき【悪食】
1.人が普通には食べないようなものを食べること。いかものぐい。
2.粗末な食物。粗食。
いいですよね、悪食って。憧れませんか? リアルなゲテモノ食いのことではありませんよ。そちらはイナゴの佃煮がギリです。
じゃあ何なのかというと、私が好きなコンテンツに対して日々思っていることです。
例えば。
とあるゲームのキャラクターが好きだったとして。そのキャラは純朴で清楚な振る舞いをしていて実際そうなんだろうなと思っていたところで、ある日突然『実は超腹黒でした』みたいな新設定が追加されるとか。
もしくは、あるゲームのシリーズが好きだったとして。そのゲームに今までの作品の方向性とは全く異なる新キャラが突然登場して、今までの主役を押しのけてメインに据えられるとか。
やっぱりダメージ受けるじゃないですか。少なからず面食らいますよね。
思ってたんと違う! なんやいねこれ! こんなもん食えるか! となってしまうわけです。
そこで私は悪食になりたいんですよ。
思ってたんと違う! なんやいねこれ! パクー おっ、意外とこれもいけるやん! と、そういった形に持っていきたいんですね。
あとはキャラクターの解釈や扱いに関してもそうですよね。
自分はあの子がこういう性格だと思ってる。しかしある人に聞いてみるとそうではないと考えているようだ。
普通ならば衝突するか、お互い無関心でいるかのどちらかになると思います。お互いにそのキャラのことが好きであればあるほど、譲れないラインは存在しますから。
しかし悪食であれば自分と異なる見解に関しても、パクー なるほど! それもええやん! となれるわけです。
そして、さらに言えば知識のある悪食。これはもう本当に最強です。
無知な悪食になるのは結構楽です。出されるものをわけもわからないまま、ひとまずどんどんと食べていけばそれで成立しますからね。実際のところ、ミリシタに触れている時の私はだいたいそんな感じです。
ただ無知がゆえに、他人が触れたくないところにも平気で触れに行ってしまったり、あるいはゲテモノを受け入れるのを当たり前だと思い込んでしまうという悪い部分もあります。
一方で知識のある悪食であれば、そのあたりの距離感も完璧に測れますよね。知識があるということはつまり、酸いも甘いも美味いも不味いもわかるということを意味していますから。
そして自分が悪食であるという認識もあって、ぱっと見では受け入れがたいものであるということがわかっていても手を出して、その上で美味しいと感じられる。これはもう一種の才能ですよね。
それは寛容であること、というのとはまた違っていて。いくら寛容であっても、自分が受け入れ難いもので他の人がワイワイやってたらやっぱり羨ましいじゃないですか。ちょっと損した気分にもなるし。
ここで悪食というのはそこでさらにその輪の中に一歩踏み込んで、結局楽しめちゃうっていうそういう存在です。
どうです? 無敵じゃないですか? なんでも食べて消化できちゃうって、コンテンツを享受する立場において最強だと思うんですよね。
だから私は知識のある悪食になりたいなぁという、そんなお話でした。
で、なぜ突然こんな記事を書いたかっていうとですね。
前回のエントリーがイベント1位を目指して走る時の心得という、99.9%の人にとってはあんまり関連がないことだったじゃないですか。
面白かったというお言葉も頂けて非常に嬉しかったんですけど、このままだと私がまるでイベントガチ走り中にシコって自滅する人というイメージで固まりかねないなぁ、と。
そういうわけで今回は若干の自己紹介も兼ねて、こんな記事にしてみました。これを読んで楽しんでもらえたり、または共感してもらえたりということがあれば幸いです。
なるべく更新頻度を高く保とう(というか、書きたいことが多いので恐らく高くなるでしょう)と思っているので、今後も見て頂けると嬉しいです。
それでは、また。